「高齢者の住まいづくり × リフォーム融資制度」を知っていますか?
高齢になると住まいで「段差・手すり・寒暖差」などの不安が増えてきます。
これらは単なる物理的な問題ではなく、安心して暮らし続けるための重要な課題です。
そして、実は**「高齢者向け返済特例」というリフォーム制度で負担を抑えて対応できる**ことをご存じでしょうか。
高齢者向け返済特例ってどんな制度?
「高齢者向け返済特例」は、満60歳以上の方がバリアフリー工事・ヒートショック対策工事・
耐震改修工事を含むリフォームをする際に利用できる住宅金融支援機構のリフォーム融資制度です。
特徴は次の通り:
・月々の返済は利息のみ(元金の返済は先送り)
・申込人(連帯債務者全員)が亡くなった時に元金を一括返済
・融資限度額は最大 1,500万円(条件による)
どんな工事が対象?
具体的なリフォーム工事例
以下のような工事を含むリフォームが対象になります
①バリアフリー工事
・床の段差解消
・手すり設置(浴室・階段・廊下など)
・出入口の拡幅など
②ヒートショック対策
・断熱材の設置
・複合ガラス窓への交換
・温水便座の設置
・ユニットバス導入
③耐震改修工事
・耐震補強・認定耐震改修(制度基準に沿ったもの)
※ これらが含まれていれば、制度利用の対象になります。
工務店と計画しながら組み込みましょう。
利用するメリット
制度を使うメリットをわかりやすく
①月々の負担を大きく抑えられる!
高齢者向け返済特例を使うと、通常のローンに比べて月々の支払い額が大幅に軽くなるケースがあります。
例:元利均等返済で数万円かかるところが、利息のみで1万円台まで軽減される場合もあります。
②将来の安心につながるリフォームが進む
体の変化や介護の不安を見据えた改修を、負担感を抑えながら進められる点が大きな魅力です。
申込みの流れ(読者が行動しやすいように)
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まずは工務店でリフォーム計画の相談
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住宅金融支援機構の「カウンセリング」を受ける(制度内容の説明)
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融資申込み・工事計画の提出
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工事実施と完了後の確認
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月々は利息のみの返済スタート※元金は将来一括返済(相続等)
※住宅金融支援機構の窓口でカウンセリングが義務付けられているため、制度理解をしっかり進めましょう。
こんな方におすすめ!
・60歳以上でリフォームを考えている
・月々の支払い負担をできる限り抑えたい
・介護に備えた住まいの改善をしたい
・バリアフリー化や寒さ対策を検討している
工務店に相談するメリット
制度だけではなく、工務店と一緒に進めるメリットも伝えましょう。
・どの工事が制度対象になるかの見極め
・リフォーム計画全体の提案
・必要書類や申請サポートの相談
・安全で暮らしやすい住宅提案
※単に工事の話だけでなく、「安心して暮らせる家づくり」への導線づくりにつながります。
まとめ
高齢になると、住まいの中の小さな不便が、思わぬ事故や大きな不安につながることがあります。
だからこそ、元気なうちに住まいを見直すことが大切です。
住宅金融支援機構の「高齢者向け返済特例制度」を活用すれば、
月々の返済負担を抑えながら、バリアフリー化やヒートショック対策、耐震改修など、
これからの暮らしに安心をプラスするリフォームが可能です。
ただし、制度の対象となる工事内容や手続きには一定の条件があり、
リフォーム計画の段階から確認することが重要になります。
当社では、高齢者向けリフォームと各種制度について
**個別にご相談いただける「家づくりFika」**を開催しています。
「制度が使えるか知りたい」「どこを直すべきかわからない」といった段階でも大丈夫です。
まずは住まいの現状を一緒に整理するところから、
お気軽に相談会をご利用ください。
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補足(本文で役立つミニ説明)
・利息のみ返済とは?
→ 元金の返済なしで月々の負担を軽くする方法。元金は後で一括返済する仕組み。
・ヒートショック対策って何?
→ 冬の寒暖差による体への負担を減らす工事(断熱化など)のこと。
・耐震改修も対象になるの?
→ 制度基準に合った耐震改修工事も対象です。